最近の子供たちは外で遊ばないまま成長して、「他人との関わり合いが苦手」いわゆる「コミュ障(コミュニケーション障害)」になっているといわれています。
ゲーム機があれば出かけることなく、家でいくらでも時間を潰すことが出来ますよね。
その結果、友達と一緒に外で遊ぶことも少なくなり、成長に必要なさまざまな経験が昔に較べて不足しているといわれているのです。
そこで注目されているのが「ゼロ体験」を子供に経験させるということ。
その「ゼロ体験」にはアウトドア、まさにキャンプがうってつけ!
ゼロ体験とはいったいどういうものなのでしょうか。
キャンプは子供を大きく成長させます!
自然と触れ合うことで、触覚や味覚、匂いの感覚を直接刺激した五感による体験を「原体験」といいます。
その原体験の対象となるものは
「動物」「草」「木」「土」「石」「水」「火」
とされています。
自然の中で動物と触れ合い、鳴き声を聞く、においを嗅ぐ。草や葉のにおいや、木登り。
どろんこ遊びで土の手触りや虫との触れ合い、石の模様や形状を知る。自然の中で川遊びや、火をつけたり、料理をしたりする体験。
こうした「原体験」がキャンプには詰まっています。
ゼロ体験とは
こうした原体験にもう一つ、暗闇の恐怖や極端な寒さや暑さ、渇きや飢餓感といった情感や意欲に関する体験を「ゼロ体験」といいます。
暗闇の中満点の星空をみて、美しいと感じる心を養うこともゼロ体験です。
キャンプで培う感性と自立心
自然に対する恐怖や畏敬の念が生まれ、人間の力ではどうすることもできないと限界を感じることができます。
こうした原体験とゼロ体験の蓄積が感性の育成につながり、「地頭」をよくするといわれています。
キャンプでは、自ら進んで楽しく取り組むことができます。
家族みんなで協力して料理をしたり、テントを張ったり、火をおこしたりします。
いきなり雨が降ってくることもあります。
自然の中での失敗や未知の体験をすることができます。
忘れ物があっても、工夫して代わりになるものを作ったり、工夫することを学ぶ機会となります。
「原体験」「ゼロ体験」をすることは、状況判断ができるようになり、創造性・社会性を育むのに最適です。
こうした自然との触れ合いが少なくなると、感性が育たなかったり、人と人とのコミュニケーションする力が養えないこともあるでしょう。
自然体験が多いほど、物事をポジティブに捉えることができると言われています。
林間学校やボーイスカウトから帰ってきた子供の姿は一回り大きくなっていますよね。それと同じではないでしょうか。
家族キャンプでは親子のコミュニケーションが増え、テントを設営し、火おこしができるお父さんの姿に子供は尊敬することでしょう。
子は親の背中を見て育っていきます。楽しく過ごすこと自体が、子供にとって必要なことなのです。
まとめ
子どもたちは自然の中で自由に遊ばせることでぐんぐん成長していきます。
今度のお休みは家族でキャンプにいってみてはいかがでしょうか。
せっかく行くなら楽しいキャンプを過ごしたいですよね!
失敗しないキャンプ場選びのポイント!をしっかり確認して、キャンプを楽しみましょう♪

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