
「うちの子、勉強にやる気がないな…」

「どうしたら自分から取り組んでくれるのかな?」
子育て中のママ・パパなら、一度はこんな悩みを持ったことがあると思います。
実は、**「動機づけ」**という考え方が、子どものやる気に大きく関わっています。
「学習の動機づけ」とは、子どもが「勉強したい!」「知りたい!」と思う気持ちを育てることです。
これがうまく働くと、子どもは自分からどんどん学ぶ子に育ちます。
この記事では、
学習の動機づけとは何か?
外発的動機づけと内発的動機づけの違い
子育てでできる関わり方
をわかりやすくご紹介します。
今日から使える声かけや工夫もお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
やる気を引き出す仕組み
学習の動機づけとは「勉強したい!」「できるようになりたい!」という気持ちを持って行動することです。
これには2つの種類があります。
外発的動機づけと内発的動機づけとは?
外発的動機づけ(がいはつてきどうきづけ)
「テストで100点取ったらごほうび」「怒られるから宿題をする」など、
外からのごほうびや評価でやる気が出るものです。
短期的には効果がありますが、続きにくいこともあります。
たとえば、
テストで100点を取ったらゲームを買ってもらえるから頑張る
先生に怒られたくないから宿題をする
といった動きが外発的動機づけです。
内発的動機づけ(ないはつてきどうきづけ)
「知りたいから調べる」「できるようになるのが楽しい」など、
自分の中からわいてくるやる気です。
長く続きやすく、学びを楽しめる子になります。
たとえば、
恐竜が大好きで、自分から図鑑を読む
折り紙が楽しくて、どんどん作品を作る
というような、自発的な動きです。
子育てで意識したい!動機づけの育て方
1. 興味・関心を大切にする
子どもが「これ楽しい!」と思ったときに、
「いいね!もっとやってみよう」と応援してあげましょう。
興味を伸ばすことで、自然と内発的動機づけが育っていきます。
2. 結果ではなく「過程」をほめる
「100点すごいね!」だけではなく、
**「毎日コツコツ頑張ったんだね」「あきらめなかったね」**と、
努力した過程をほめましょう。
結果だけを重視すると、外発的動機づけばかりになってしまうからです。
3. 子どもに選ばせる機会を増やす
「これやりなさい」ではなく、
「どっちにする?」「どうしたい?」と選ばせることで、
自分で決めて行動する力が育ちます。
小さなことでも選択肢を与える習慣をつけましょう。
まとめ|学習の動機づけは子どもの未来を広げるカギ!
学習の動機づけとは、
子どもが学ぶ意欲を持つための「心のエンジン」を育てることです。
外発的動機づけとは、ほめられたい、ごほうびが欲しいなど外からの刺激で動くこと。
内発的動機づけとは、楽しい、もっと知りたいという自分の気持ちから動くことでした。
子育てでは、
興味を大切にする
過程をほめる
子どもに選ばせる
この3つを意識することで、内発的動機づけを育てる子育てができます。