気がつけばもう12月。
もうすでに雪が降ってきました。
長靴の底にカイロを貼らないと寒くて歩けないし、
朝から焚火しないと凍えてしまうほど寒くなってきました。
「「作業がなかなか進まんよ〜」」
ですが、ようやく目標にしていた管理棟となる小屋が形になってきたので
経過報告とさせていただきます。
管理棟を作ろう!
キャンプ場をオープンさせるまでに、必要なものはなにか
トイレ?お風呂?キャンプサイト?
どれもなくてはならないものですが、
まず大事なのは“オーナーの居場所”です。
なんて自分本位なんでしょう。管理棟がないと僕たちはどこにいればいいのでしょう。
キャンプ場をオープンさせて、管理人が“テント生活”をしていたら困惑しちゃいますよね。
それはそれでインパクトはありますが、いつまでもテント生活を続けていくわけにはいきません。
ちゃんとした壁と屋根のある暮らしを手に入れたい!
そして理由はもう一つ。
「管理棟を建てる」ノウハウがあれば、トイレ棟やお風呂などの建物も造れるのでは?と。
いつまでも野営向きのコンポストトイレというわけにもいきません。
個人的にはコンポストトイレもちゃんとみんなにも使ってもらえるようにしたいのですが。
まずは、ちゃんとした水洗トイレを作ることが僕たちの目標のひとつです。
今回作る管理棟は練習!ミスしてもいいからやってみよう〜!
さて、ノウハウを全く持たない建築素人夫婦は、どこまでできるのでしょうか・・・
「じゃあ管理棟建てよっか」
とは言っても、いかんせんDIY初心者な僕たち
僕の過去作はこちら
妻の過去作はこちら
こんなレベルが小屋を作ろうっていうんだから、やべーやつです。
まずは「基本の日曜大工」を読むことから始りました。先は長いぞ・・・
そもそも素人が小屋って建てれるの?と思われる方も多いと思うのですが
実は、僕たちはこの時すでにできると確信していたのです。
岡山でビルダーに出会う!
時は遡り、岡山でキャンプ場を探している時のこと
その時に出会った夫婦がいてるのですが
彼らはこれらを全部自分たちの手で作ったというのです。
週末通いで山を切り拓き、大工経験ゼロで作りはじめたそうです。
ここは岡山の「ムートムーべ」
ランチ営業&宿泊施設になっていて、お風呂も、庭園も、すべて手作り。
どうやって作ったんですか?と聞いてみたら
「ツーバイフォーで作った」と。
「ツーバイフォー?」ってなに!?ちんぷんかんぷんな僕たち
その場でググっていたのも懐かしい思い出です。
「2インチ×4インチ」の木材のこと
DIYをする人ならよく使っている材料らしいのですが、
どうやらこんな木があるらしいです。
ムードムーぺの言う「ツーバイフォー」とは「ツーバイフォー工法」のことらしく
建物を柱や梁で支えるのではなく、壁で支える構造の建て方で、
欧米ではよくある建築方法なんだとか。
使用する木材は「2×4」や「構造用合板」など数種類で、複雑な接ぎ手などもなく、釘と金物のみで施工できるというメリットがあります。
また、耐震性や耐風性にも優れているということがわかってきました。
なおかつ、どこで購入してもサイズは同じで規格が決まっており、
「ツーバイフォー工法」による建て方の資料もあり
大工経験ゼロの僕たちにはこの選択肢しかありませんでした。
とはいえ、自分で建てることができるのか、その時はとても不安だったのですが
ムートムーべ夫婦が
「ひとつひとつ作ればいい」と教えてくれました。
「1から10を一気に考えるから難しい。でも、1をしてから2を、2をしてから3を、順番にしていけばいつか10になる」
要はまずは基礎のことだけを考えて、基礎を作るのをゴールにすればいい。
それから壁を、そして屋根を組み立てる。
「小屋を作ろう」と考えるのではなく、パーツパーツでわけて考えることにしました。
設計をしよう!
こうして、2×4工法で建てようと決めたのですが、
まずは何事も設計から
ここは僕の苦手分野
こんな設計になってしまいます。
旦那が謎の設計図を書いていた薪棚。
無事完成しましたー\( ˙꒳˙ )/薪が大量ですよ!! pic.twitter.com/TIEADVkp9u
— 上山さん @兵庫でキャンプ場作り (@ueyamadam) September 18, 2019
なんでもできる妻が設計を担当することに。すまん!
CAD(図面)で製図をしていきます。
このためにCADの使い方もマスターしてます。さすが!としかいいようがありませんね。
今回作ろうとしている小屋は
大きさにして約8畳で、屋根は雪が流れ落ちる傾斜
オートサイトに建設予定にします。
今回の小屋はあくまで仮の管理棟。
目指すは3倍の24畳の管理棟をサイト内に作ることです。
いずれ物置小屋となるであろうという失敗を恐れない気持ちで作っていこうと思います。
参考資料
僕たち素人が管理棟建設のために参考にした資料はこちら
「超基本DIY木工」
「手作りガーデンリビング百科」
「自分でできる小屋の作り方」
「JW CAD 建築製図入門」
「世界で一番優しい2×4住宅」
「小屋入門2」
「楽しい山里暮らし実践術」
こんなレベルですよ・・・笑
超基本からスタートです。
他にも図書館で何冊も借りてきて、読んでみて、「役に立ちそう」「わかりやすい」といったものだけを買うことにしていました。
また、個人のブログも貴重な資料です。
小屋を建てている人は結構いているみたいで、
タイニーハウスとか流行っているんでしょうか。
中でも僕たちが一番参考にさせてもらったブログは
「DIY 日曜大工で家をつくる」
世の中にはすごい人がいるもんだね。
こんなすごいノウハウを教えてくれるなんてありがたいです。
この方がいなければ僕たちの小屋作りは夢に終わっていたといっても過言ではないです。
こちらの方のDVDもあり、とても参考にさせていただきました。
こうして何冊も読み漁り、ネットに出ている情報をかき集め・・・
「なんだかいけそうな気がするー!」
根拠のない自信が湧き上がるのも僕たち夫婦の強みでもあります。笑
次回は資材の調達から搬入の様子です。
お楽しみに〜
コメント
完成したらうかがいたい
手力男命さん
こんにちわ。コメントありがとうございます。
もう是非是非来てください!!!
来てもらえるようにがんばって完成させますね!
野営がお好きであればいつでもお待ちしておりますので!笑
はじめまして、私も友人と土地を買い、キャンプができるようにしようと考えています。このサイトをみて、参考にさせていただきます。一度みにいきたいなあ。場所はどのあたりなのですか?こちらは大阪です^_^
To:すけさん
はじめまして。
キャンプができる場所を開拓されているんですね!
僕たちも住んでいるところは大阪なんです(^^)
場所は兵庫県香美町小代区というところにあります。
ミカタスノーパークというスキー場の近くなので、大阪からだとちょっと遠いかもですが
ぜひ遊びに来てくださいー!