基礎編はこちらから
さて、できあがった基礎に壁と屋根を立てていくことに。
基礎ができただけでかなり満足。
もうこれで十分じゃない?と思いつつ・・・
重い腰を上げて作業していきましょう。
壁を作ろう
2×4工法は壁の”面“で支える建て方なので、これが柱のような役割になってきます。
今回、壁枠はすでに叔母宅で作成しているので、作った壁枠を起こしていきます。
本来の建て方によると、「合板を貼った壁」を起こしていくのですが、
今回は色々と考慮した結果、先に「壁枠」を先にたてていくことになりました。
まず、床板に壁枠を起こした時の位置を墨付けしていきます。
四辺に墨付けをしたら、短い辺から起こしていき、墨に合わせて仮止め。
起こした壁が垂直に立つように、筋交いを作って固定しつつ、
下げ振りを使いながら垂直を測って壁枠を立てます。
壁枠同士を仮止めし接合して、壁枠を起こしていきました。
と、まぁ文字にしてみるとこんなあっさりしてしまうのですが
実際は重労働で、細かい作業もあって、全然スムーズに進まないものです。
小屋組みを乗せよう
▲これが小屋組み
できあがった壁枠の上に、屋根の骨組みとなる小屋組みを乗せていきます。
小屋の前と後ろの小屋組みを作って、棟木を渡していきます。
ここまでくると、はっきり家の形が見えてきて、屋根材を張れば雨が降っても大丈夫という安心感がでてきて、モチベーションアップ!
屋根材については、次回の記事で。
壁に防水シートを貼ろう
次に、出来上がった壁枠に合板を貼って、壁を作ります。
「2×4工法」で作る場合、この壁となる合板を基本的にはカットせずに貼っていくことができるのがメリットでもあります。
さらに、小屋の壁ができたところで、防水シートを貼って小屋を雨から守っていく作業に入ります。
小屋の壁には、透湿防水シートを貼っていきます。
水は通さないが、湿気は通す性質をもつシート。主に木造建築物の外壁の屋外側に用いられる。
今回使用したのは「デュポン社のタイベックハウスラップ」というもの。
透湿性・防水性・強度においてコスパが良いのでは?ということでこちらを採用。
貼っていきます
これを貼るのが地味に大変。。
でかくて重いトイレットペーパーのようなハウスラップを、くるくるゆっくり回してシワにならないように貼っていきます。
2人で貼るのも苦戦します。
留めていくのは、「タッカー」と呼ばれる大きいホッチキスのようなもの。
「タッカー」でパチパチ留めていきます。
いったん貼ることができれば、雨から守られるということでひとまず一安心です。
壁にお化粧をしよう
透湿防水シートの上に、壁材を張っていき仕上げていきます。
今回は「野地板」という材を使っていきます。
本来は屋根材の下地材としてつかうのですが、
安く済ませるために「野地板」で代用していきます。
そのまま張ってしまうと「防腐剤」がぐんぐん染み込み、うまく塗装できないのですべてサンダーで磨いていくことにしました。
野地板計200枚・・・くらい
ひたすら磨いていきます。
さらに、磨き終わった野地板に、防腐剤を塗っていき、壁に貼るサイズにカット。
施工方法
「鎧張」という張り方をしていきます。
鎧張は「雨の侵入を防ぎつつ、通気性を確保する」という特徴があります。
では、張っていきたいところですが、
事前にきれいに張る準備が必要です。
小屋の下から順に材を貼り付けていくのですが、
水平に張り付けていくために前もって壁(透湿防水シート)に、
張り付ける位置の目安となる線を水平に引いていきます。
また、壁枠のあるところにビス打ちしていかないと固定できないので、
ビスが壁枠に打てるよう縦にも目安となる線を引いていきます。
↓このような感じ
今回は板へ打ち付ける釘の代わりにコーススレッドを使っていきました。
コーススレッドを板の上側にだけ打ち付けて留めていきます。
↓このような感じ
壁材をすべて張り終えたら、四隅をこのように隠すようにして、納まりよくしていくことに。
これでひとまず壁の完成!
コメント
常に見やすくて面白いブログ記事
テディさん前職は記者かwebデザイナーさんでしょうかと思いましたが、今回は更に大工さんでしたか?と新たな疑いも(笑)
基礎造りから含めて、本当に凄くて言葉になりません。
To:モコさん
そんな風に言っていただけるとすごく励みになります!
ブログの更新は早まりませんが。笑
山林探しの一助となるような、参考にしてもらえるようがんばります!